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漢方の基本「気」(高知新聞 あしすと健康アドバイス 7/25掲載)

「気」とは東洋医学の中でも特に重要な概念で、生命活動を行う根源的なエネルギーとされています。

「気」には、血や津液(体液)を体内にめぐらせる作用、体全体を温める作用、病気の原因物質を排除する防御作用、体に必要なものの漏出を防止する作用、気を血や精へ転化させる作用などがあります。

「気」の量が不足すると、風邪をひきやすい、冷え症、胃もたれ、食欲不振、皮下出血しやすいなどの症状が現れます。また「気」が滞ると、頭重感、咽が詰まる、イライラや不眠、精神不安、おなかの張りなどの症状が現れますし、「気」が異常に上昇すれば、のぼせ、頭痛、イライラ、めまい、吐き気、喘息などの呼吸器症状が現れます。逆に「気」が下降すると、頻尿や下痢、胃下垂、脱肛などの症状が出ます。

「気」の異常に対しては、腹八分の食事と適度な運動、十分な休養を取ることが大切です。それぞれの症状や、体質に応じた漢方薬の服用も有効でしょう。