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「冷え症」の漢方治療(高知新聞 あしすと健康アドバイス 2012/11/5掲載)

秋も深まり肌寒い日が増えてきました。

この季節は冷え症に悩む方も多いと思います。冷え症は日常的によく出合う症状です。クーラーの影響か、最近では夏でも冷えを訴える方が多くなっています。

冷え症は「気」・「血(けつ)」・「水(すい)」および、五臓六腑の異常から起こる場合が多いです。原因の一つに「陽気(ようき)」の不足があります。陽気とは、「気」の中でも体を温める働きをする「気」のことをいいます。これが不足することは当然冷えにつながります。

次に、陽気の流れが悪くなり、体の隅々まで届かなくなるために起こる冷えがあります。陽気の流れが悪くなる原因には、ストレスや体に不必要な「邪気(じゃき)」があります。

また、「血」の不足による冷えもあります。これは血虚(けっきょ)体質の方や、慢性疾患よる血虚などが原因です。

治療には陽気を補う生薬、陽気の流れを改善する生薬、さまざまな邪(じゃ)を取り除く生薬、血を補う生薬などを適宜使用します。冷たい物は控え、運動不足解消で冷えを予防しましょう。