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漢方の基本「脾」(高知新聞 あしすと健康アドバイス 2012/1/23掲載)

漢方でいう「脾(ひ)」には、飲食物を消化吸収し、全身に運ぶ働きがあります。その他「津液(しんえき)」を運ぶ働き、臓器や「気」を上に持ち上げる働き、血管から「血(けつ)」が漏れ出すのを防ぐ働きなどがあります。

「脾」の不調は、倦怠感、手足がだるい、味覚障害、よだれの過多や過少、食欲不振、胃もたれ、胃の痛み、お腹の冷え、下痢、胃下垂、脱肛、皮下出血しやすい、血尿、不正出血などの症状が現れます。

また「脾」の機能の低下により「津液」のめぐりが悪くなると、「痰(たん)」を生じ、喘息などの呼吸器系の異常が見られます。

「脾」は後天的に食べ物から生命力を補うことから、「後天(こうてん)の本(もと)」とも言われています(ちなみに「先天の本」は「腎(じん)」。「腎」については次々回にお話します)。

日頃から、水分の過剰摂取や無理な食事を控え、空腹を感じてから食事するように心がけましょう。また、冷たい物もよくありません。運動して手足をよく動かすことも大切です。