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今月の一言

田舎司祭の日記

「田舎司祭の日記」という1950年のフランス映画を観ました。監督はロベールブレッソン。

フランスの田舎に赴任した新米神父が、村人たちに尽くそうとしますが、村人は不親切で、次々に災難に見舞われていく話でした。

例えば、村人からお葬式のお布施を拒否されたり、家に電気をひいてもらえなかったり、少女からからかわれたり、助けたと思った人がなくなったり、自分自身が病気でどんどん体調が悪くなったり・・・と散々な目にあいます。

観終わってなかなか考えさせられる映画でした。悲惨すぎて逆におかしみが出てくる感じ。
この悲惨な神父さんが唯一満面の笑みを浮かべるのが、BMWのオートバイの後ろに乗せてもらって走るシーンで、バイクのスピードで心が解放されて満面の笑みを浮かべ、今までのつらいことがどうでもよくなった!!と独白します。この気持ちわかるなー。久々にバイクに乗りたくなりました。

映画評論家の町山智浩によると、この映画は後の様々な映画に影響を与えているそうで、ジム・ジャームッシュの「パターソン」(‘16)やマーチン・スコセッシの「タクシードライバー」(’76)はこの映画の日記を書くシーンから場面が展開するところがとてもよく似ています。