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「胃の不調」の漢方治療(高知新聞 医療のお話 メディトーク 2017/6/13掲載)

漢方治療は多くの胃の症状に用いられます。胃炎や胃潰瘍はもちろんですが、西洋医学的には何の異常もない場合でも、胃痛、食欲不振、胸焼け、悪心、嘔吐、げっぷといった上部消化管の不調を訴える方は大変多く見られます。

不調の原因の一つとして、冷たい物の摂りすぎや、気候変動による「冷え」が挙げられます。このタイプのものには体を温める漢方薬を使います。逆に辛い物の食べ過ぎなどにより、過剰な「熱」が溜まってしまった場合には、冷ます漢方薬を使います。次にストレス性の胃痛があります。漢方的には、ストレスと「肝(かん)」は大きく関係しており、治療には「肝」の働きを整えるものを使います。また、「血(けつ)」の滞りによるものは、「血」を巡らせる薬を使います。最後に「脾胃(ひい)」自体が非常に弱っていることによりおこるタイプです。これには「脾胃」を補う治療を行います。

実際には単独の原因でなく、複数の原因が絡み合っている場合が多いです。一度当院までご相談ください。