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「水」の停滞の漢方治療(高知新聞 医療のお話 メディトーク 2017/10/10掲載)

「水」は体に潤いと栄養を与え、関節や筋肉を滑らかに動かす働きがあります。しかし、過剰にたまって停滞したものを漢方では「湿」「痰」といい、様々な病気の原因になります。浮腫みやすく冷え性、体が重だるくて元気がない。動くと動悸や息切れがして、汗をかきやすい。尿、痰や鼻水がよく出る。これらの症状は「水」の停滞が原因かもしれません。水分の摂りすぎ、冷たい物の摂りすぎ、運動不足や加齢などで「水」が停滞し、巡らせることができなくなった結果、「湿」「痰」ができます。アレルギー性鼻炎、皮膚疾患、頭痛、メニエル病などのめまい、慢性気管支炎、食欲不振、吐き気、下痢、うつ病、関節リウマチ、などのつらい病気を引き起こします。原因は停滞ですから、水分の摂りすぎ、冷たい物の摂りすぎ、運動の不足の解消はもちろん、漢方薬は温めて巡らせる作用のあるものを使用します。