今月の一言

6月

漢方治療の大切な武器 黄連(おうれん)

キンポウゲ科のオウレンの根茎を用います。

鎮静、抗潰瘍、抗炎症、抗菌作用が知られています。

「黄芩は上焦を治し、黄連は中焦を治し、黄柏は下焦を治す」と言われ、黄連は中焦つまり胃腸を治療します。

上腹部のつかえ、悪心、嘔吐、下痢に使われます(清熱燥湿)。
煩燥、不眠、口内炎、鼻出血に用います(清熱瀉火)。
皮膚疾患に用います(清熱解毒)。