漢方薬について漢方薬について

■ 漢方薬とは

漢方薬とは生薬を数種類配合したものです。少ないものでは1種類、多いものでは30種類以上の生薬を使ったものもあります。

生薬は自然界に存在する天然物で、花、葉、茎、根、樹皮、果実、鉱物、骨、貝殻、生物などです。

■ 漢方治療(オーダーメイド治療)とは

漢方薬を処方する場合は、その人を全体として診察し体質を見極め、病邪の種類や勢いを判断し、証を立て、治療法と方剤を決定します。これを「弁証論治」といいます。

たとえば、カゼにたいして、桂枝湯、麻黄湯、葛根湯、荊防敗毒散、銀翹散、桑菊飲などなど、使うべき方剤はたくさんあります。そこで、上記のような「弁証論治」を行うことで方剤を決定していきます。

人の体質、病邪の種類や勢いは様々であり、漢方薬はその人に会ったオーダーメード治療ということができます。

■ 「煎じ薬」と「エキス剤」

漢方薬は「煎じ薬」と「エキス剤」があります。

「エキス剤」は粉薬です。煎じる手間は要りませんし、持ち運びも便利です。しかし、方剤の種類や、構成生薬の種類と量が固定されています。
一方、「煎じ薬」は煎じる手間はいりますし、持ち運びも工夫が必要です。しかし、その人の状態に応じて生薬の加減をすることができますので、煎じ薬のほうがオーダーメードという点ではすぐれていると思います。

当院では煎じ薬での治療を主に行っています。
小さなお子さんや、どうしても煎じ薬は無理という方には、エキス剤をお出しする場合もあります。