医療のおはなし メディトーク

「肝」の不調の漢方治療(高知新聞 医療のお話 メディトーク 2019/12/9掲載)

漢方医学の「肝」は、全身の「気」の動きを調節し、「血(けつ)」を貯蔵する働きがあり、「肝」の不調は、体だけでなく精神面にも影響します。西洋医学の肝臓ではありません

「肝」の「血」が不足すると、筋肉の運動機能低下、しびれ、痙攣、爪の変形、不眠、月経不順、不妊症などが見られます。また「肝」は目と繋がっているので疲れ目を生じます。

「肝」の不調により「気」が滞ると、抑鬱状態、イライラ、ため息、胸脇部の張りや痛み、腹部膨満感、下痢、便秘、吐き気、倦怠感、自律神経失調症などが見られます。

「肝」の「血」が不足すると、筋の運動機能低下、しびれ、痙攣、爪の変形、不眠、月経不順、不妊症などが見られます。また「肝」は目と繋がっているので疲れ目を生じます。

「肝」はストレスの影響を非常に受けやすいので、「肝」の異常が見られたら、なるべくストレスを避け、のんびりした気持ちを保つこと、よい睡眠を心がけましょう。

漢方治療では「肝」の「気」の鬱滞には、「気」の流れを改善して、「肝」の「血」の不足には「血」を補います。