今月の一言

8月

漢方治療の大切な武器 遠志(おんじ)

ヒメハギ科のイトヒマハギの根・根皮です。

安神益智、心腎交通、祛痰の作用が知られています。

「志を強くする」作用があるので遠志という名の由来であると李時珍(1518-1593)先生は記しておられます。

神経症やうつ状態の不眠、動悸、健忘に使います。また袪痰でも用いられます。
北米で自生する同属の植物セネガは、現在でも祛痰薬として使われています。