今月の一言

2月

漢方治療の大切な武器 阿膠(あきょう)

漢方薬はいろいろな自然のものを利用します。想像しやすいのは、気や草の根、葉、花など
漢方薬の数少ない動物生薬、阿膠。本来はロバの皮を煮た液体を、乾かし膠(にかわ)にしたものです。膠は医療用以外では接着剤として使われるものです。ゼラチンとも言います。ゼラチンといえばイメージがわきやすいですね。

生薬の働きとしてはひたすら補います。血を補い、陰を補います。(顔色が悪い、めまい、動悸、空咳や熱感)

面白いのは止血作用があります。痔出血や不正出血、月経過多などに使います。