漢方つれづれ草

「疲労感」の漢方治療

この季節、
「なんとなくだるい」
「しっかり寝たはずなのに疲れが取れない」
そんな疲労感でお困りではありませんか。

漢方では、疲労感を単なる“体力不足”とは考えません。
よく「気(き)の不足」と言われますが、実は「気の滞り」も原因になるのです。

■ 気の不足タイプ

朝のうちは動けても、動き続けるとどんどん疲れてくる。
夕方になるとぐったりしてしまう。
これは「気を作る力」が弱っている状態です。

■ 気の滞りタイプ

反対に、朝の動き始めがつらい。
しかし、動いているうちに少し楽になる。
これは「気がうまく巡っていない」状態です。

「気」は、食べ物を消化吸収する胃腸や、空気を取り入れる肺の働きによって作られます。
これらの機能が低下したり、加齢や慢性的な疲労によって体全体の力が弱まると、「気の生産不足」となり、疲れやすくなります。

また、過労によって「気の消費」が多すぎる場合も、当然ながら回復が追いつきません。

さらに漢方では、「気」だけでなく「血(けつ)」や「水(すい)」の不足や停滞も、疲れやすさに関係すると考えます。
体のバランス全体を見ていくことが大切なのです。

漢方で“疲れにくい体”へ

治療では、体全体の機能低下を整えながら、
・「気」をしっかり作れる体にする
・巡りを良くして停滞を解消する
ことを目指して漢方薬を選びます。

また、ウォーキングなどの適度な運動や、旬の食材を取り入れた食生活といった「養生」も大切です。
薬だけでなく、日々の過ごし方も一緒に整えていきましょう。

「年齢のせいだから仕方ない」
「検査で異常がないから我慢するしかない」

そう思っている疲労感こそ、漢方が力を発揮できることがあります。
つらいだるさが続く方は、どうぞお気軽にご相談ください。
あなたの体質に合わせた治療をご提案いたします。