今月の一言
9月
南宋時代の医学書
南宋時代の医学書「孫真人玉函方(そんしんじんぎょくかんほう)」が、先月日本で発見されました。
8月18日のニュースでこのニュースを知り、驚きました。
http://www.47news.jp/CN/201208/CN2012081801000973.html
14世紀に編纂された中国の図書目録「宋史芸文志」の記述で本書の存在は知られていましたが、本家の中国では現物は一冊も残っていないらしい。
この医書は、7世紀ごろに活躍した孫思?(そんしばく)という医師が著したとされ、南宋時代に(12-13世紀)に出版されたものです。今回発見されたものには、鎌倉北条氏の図書館「金沢文庫」の印が押されているとのこと。
千葉県の館山で発見されたということも驚きですが、どんなことが書かれているのか漢方医としては非常に興味津々です。
PS:その後、元版であることがわかったとのことです。