今月の一言

4月

「桜」と「漢方」

今年も桜の開花最速の高知。今、高知は桜満開です。

桜の樹皮である「桜皮」は日本の民間薬として昔から使われていました。
魚の中毒、蕁麻疹、腫れ物などの皮膚疾患、また、解熱、咳止めとして知られていました。

現代でも桜皮のエキスは、鎮咳去痰薬として西洋薬にも使用されています。

江戸時代の名医、華岡青洲の作った十味敗毒湯にも桜皮が入っています。
十味敗毒湯は、アトピー性皮膚炎や蕁麻疹、ニキビなどの皮膚疾患によく使われます。

さて、お花見は楽しいですものですが、花見シーズンは気温がぐっと低くなります。
花冷えに気を付けて、年に一度の桜シーズンを満喫しましょう!