今月のひとこと

女性の病気と「漢方」(高知新聞 あしすと健康アドバイス 2012/8/27掲載)

「漢方薬は女性の病気に適している」といわれます。「人間の体は絶えず変化している」というのが、漢方特有の整体観です。特に女性の体は一生を通してみると、初潮、妊娠、出産、閉経と、さまざまな変化を遂げます。また、月経周期の中でも、女性ホルモンの影響で低温期と高温期を繰り返し、絶えず変化しています。

特に女性ホルモンの影響を受ける不調として、月経前症候群と更年期症候群があります。月経前症候群は、月経の1〜2週間位前からおこり、月経開始とともに消失する心身の不調です。イライラ、乳房痛、のぼせなどが典型です。また、更年期症候群は女性ホルモンの減少により、閉経前後5年間におこる心身の不調のことで、のぼせ、発汗、イライラ、不眠、不安などの症状が見られます。

漢方ではこういった体の不調に対して、きめ細かにアプローチしていくことが出来ます。女性は体の変化に敏感であり、漢方薬は女性に適しているといえるでしょう。