医療のおはなし メディトーク

「喉のつまり感」と漢方治療(高知新聞 医療のお話 メディトーク 2014/8/11掲載)

喉に何かがつまっている感じや、何かがひっかかっている感じを訴えられる方は、日々多く見られます。

「喉にあめ玉がつまっている感じがして、飲み込んでもとれない」「西洋医学的に調べても何も異常がない」。こうした症状は古くから知られており、西洋医学ではかつては「ヒステリー球」といわれましたが、最近では「咽喉頭神経症」などといわれるようになりました。

漢方では、梅の種がのどに詰まった感じがすることから「梅核気(ばいかくき)」などと呼びます。精神的ストレスによる「気」の滞りが原因となる場合が多く、有名な処方は「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」です。

しかし、喉のつまりを訴える方は、不眠や不安感など様々な症状を併せ持っている場合も多く、そういった諸症状を治療することで、「半夏厚朴湯」を使わなくても喉のつまり感が消失することをしばしば経験します。

まずは、症状の根本に何があるのかを総合的に診断することが肝要です。お悩みの方は、ぜひご相談ください。