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疲れやすさの漢方治療(高知新聞 医療のお話 メディトーク 2017/8/14掲載)

この季節、疲れやすい、だるいといった症状でお困りではないですか。 疲れやすさは「気の不足」と捉えられがちですが、「気の滞り」も原因になります。「気の不足」が原因の場合、朝など動き始めは元気でも、動き続けたり、夕方になると疲れが激しくなり、「気の滞り」が原因の場合では、逆に動き始めがつらく、動き続けていると楽になる傾向があります。

食べ物を消化吸収する「胃腸」や、空気を取り入れる「肺」の機能が低下したり、加齢などによって体全体の機能が低下すると、「気の生産不足」になり疲れやすくなります。また過労によって「気の消費」が多すぎると当然疲れやすさの原因になります。

「気」の他にも「血」「水」の停滞があると、イライラやほてり、静脈瘤や動脈硬化、むくみや冷えといった症状も伴います。

治療では体全体の機能低下を改善し、「気」の生産能力を高め、停滞を解消する漢方薬を使います。適度な運動や旬の食材を使った食生活、疲れを感じたら休養するといった「養生」も大切です。