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「梅雨の体調不良」の漢方治療(高知新聞 医療のお話 メディトーク 2018/6/12掲載)

6月に入りじめじめ蒸し暑い季節になりました。梅雨になると、頭が重く、体がだるくなってしまう方もいらっしゃると思います。なぜこのような症状が出るのでしょうか?

それは「湿(しつ)」が原因なのです。これは「水」の停滞のことで、湿気の「湿」ですから、イメージとしてはじめじめとして、動きが鈍く、重い、冷える、むくむといったところでしょうか。ですから症状は湿疹などの皮膚疾患、体のむくみ、膀胱炎などがあります。

「湿」は体の外からやってくるものと、体の中に生じてしまうものがあります。体の中に生じてしまうのは主に胃腸の弱りが原因であることが多いです。ですから胃もたれ、食欲不振、下痢などの症状が現れます。舌を見ると苔が厚い、舌が腫れぼったく歯型がついているといった特徴があります。

この季節だからこそ体を動かしてみましょう。そして、冷たい飲食物を避けましょう。もちろん漢方薬も様々な「湿」を取り除くものがありますので、一度ご相談ください。